ソフトバンク株式会社の子会社で人事系シェアードサービスを提供するSBアットワーク株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：長崎 健一、以下「SBアットワーク」）は、企業などにおけるパワーハラスメントの実態調査と発生リスクのスコア化を行うサービス「Wellness Eye Plus（ウェルネスアイ プラス）」の提供を、2020年7月13日から開始します。SBアットワークは、株式会社クオレ・シー・キューブ（以下「クオレ・シー・キューブ」）および東京大学大学院 医学系研究科 精神保健分野の川上 憲人研究室と、2年間にわたり共同で研究を続け、クオレ・シー・キューブとサービスを開発しました。

 

　「Wellness Eye Plus」は、SBアットワークが開発して現在提供中の、57の質問に回答することにより社員のメンタルコンディションと組織のコンディションを可視化できるストレスチェックサービス「Wellness Eye」※と併せて、専用のウェブサイト上で利用できるサービスです。　このサービスでは、「Wellness Eye」の質問項目に、パワーハラスメントやセクシュアルハラスメントに関する行為の有無やその頻度に関する18の質問と、組織風土や上司のマネジメントスタイルに関する17の質問を追加して、企業および部門単位でのハラスメントの実態を可視化する他、これらの質問への回答内容やストレスチェックの結果からパワーハラスメントの発生リスクをスコア化します。このスコア化には、2019年に「Wellness Eye Plus」（ベータ版）で収集した合計10社・2万862人分の回答データを基に統計解析して精度を検証した独自の予測モデルを活用しています。「Wellness Eye Plus」を活用することで、企業などは法令で年1回の実施が義務付けられているストレスチェックの実施と同時にパワーハラスメントの実態と発生リスクを把握できるため、ハラスメント対策を含めた総合的な職場環境の改善に取り組むことが可能になります。

 

　このサービスの提供にあたり共同研究を行ったクオレ・シー・キューブは、2001年にパワーハラスメントという言葉と概念を提唱したハラスメントのコンサルティング会社です。年間約800件の研修や延べ3,000社以上のコンサルティングを行うなど、企業におけるハラスメント対策において豊富な経験と実績を有しています。同社の顧問は、ハラスメントをテーマに多数の論文を執筆している、日本を代表するハラスメント研究者の津野 香奈美氏（神奈川県立保健福祉大学大学院 教員）です。また同じく共同研究を行った東京大学大学院の川上 憲人教授は、労働者のメンタルヘルスをはじめとする精神保健分野の研究に約30年間取り組んでいます。SBアットワークは、パワーハラスメントやメンタルヘルスの分野で豊富な知見を有するクオレ・シー・キューブおよび川上 憲人研究室と連携し、「ハラスメントフリー」な社会の実現に貢献することを目指します。

 

「Wellness Eye Plus」の詳細は、弊社ウェブサイトをご覧ください。
https://www.softbankatwork.co.jp/wellness-eye-plus/

 

※ 2014年に提供開始し、2020年7月時点で約380社・40万人に利用いただいています。

 

・ 「ウェルネスアイ」「Wellness Eye」「ウェルネスアイ プラス」「Wellness Eye Plus」およびそのロゴは、SB アットワーク株式会社の登録商標または商標です。
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